「実質利回り上昇はリスク資産にとって黄信号-株式などが競争に直面も – Bloomberg」の記事にもあるように最近また10年国債の利回りが上がったことが話題になっています。
でも下表にもあるように今月だけでなく今年1月や去年11月にも同程度の利上げ幅はありました。
金利そのものもコロナショック前の数値にまでは届いていません。なのでニャン吉は今のところそこまでは心配していません。
この先も上がり続ければさすがに安穏とはしていられなくなるかもですが・・・
この10年国債、金利の支払いが利率ではなく金額で固定されています。
そのため利回りが上がる事自体は国債の需要減・価格減を示しており、株を含むリスク資産の需要が上がっていることを示すことになるとニャン吉は考えています。通常はリスクオンを示すため通貨の需要も上がります。
しかしながら急激な利回り上昇は逆にリスク資産から安定かつ高利回りとなった10年国債へ資金が流れる方向へ働きます。
同じ利回り上昇でも急激なものかどうかで結果が逆方向に向かうので、10年国債には特に注意が必要だと思います。
ちなみにニャン吉は現時点では基本的には以下のように考えていますが、さきほどのように10年国債の急激な上昇だけは逆の方向へ働くと考えています。
通貨・FX | 株 | |
中央銀行利上げ・金融引締め | ↑ | ↓ |
利下げ・金融緩和 | ↓ | ↑ |
好景気・雇用統計好内容・長期国債利回り上昇(通常) | ↑ | ↑ |
不 悪 下降 | ↓ | ↓ |
通貨はあくまでその国の通貨に対しての効果で書き込んだので、FXですと通貨ペアの順番次第では逆のこともあり得ます。
分類表の内容にしても今後相関性が続くとは限らないので絶対ではありません。
それにコロナショック以降リスクオフ時には円よりもドルに資金が流れることが多くなりました。
あくまでニャン吉の私見であり個人的な見解ですので、見解の異なる方はご自身の考えで表をまとめておいて付箋か何かで画面の端にでも貼っておくと、何か急激な動きがあった時やニュース確認をするときなど便利です。
最後は10年国債利回りの話とは少し離れてしまいましたが、表化して目に付く所に貼っておくと本当に便利ですよ~
特に酔っぱらっているときとか、寝起きのときとか・・・