先週末6日に1.9兆ドルものアメリカ救済プランが上院を通ると、10日に下院も通過したようです。日付には自信がありませんが、連日ニュースでは注目の的でした。
This week in Bidenomics: Outdoing Obama (yahoo.com)にもあるように、今回の経済対策はオバマ政権時の2倍以上で期待の大型景気刺激策ではあるのですが、今週の株価を見るとDowとSP500は反応していましたが微妙な感じで終わってしまうかもしれないですね。
シリアへの空爆もなのですがバイデンさんはパフォーマンスが地味なので、株価は無風なパターンになってしまったら困りますね^^;
1.9兆ドルということは200兆円を超える額なので、2020年のアメリカ国家予算が約485兆円、日本の国家予算が約102兆円だったことを考えても、超大型の景気刺激策です。
しかしオバマさんのときは景気回復に2016年まで掛かっており、彼の経済手腕に疑問を持たれてしまったと上記事は書いています。
バイデンさんはそのときの副大統領だったのでオバマさんの失敗も間近で見てきたはずです。彼の政治的理念よりも経済の立て直しを優先してもらいたいものです・・・
先週はDowとNasdaqの乖離が象徴的な週でした。SP500もDowに追従した動きとなったので、Nasdaqだけが置いてけぼりみたいです。
10年国債利回りの上昇も先が読みにくい動きで、週末入りにかけて再度上がり始めています。
利回り上昇による影響は正にグロース株を狙い撃ちですね(ノ_く。)
U.S. 10-year yield could spike well above 2% in the next three months (cnbc.com)との意見もあるくらいで、この先も利回りが上がり続けるシナリオも考えておく必要があるのかもしれません。
とはいえ個人的には今回の乖離もいずれ収まると思っているし、引っ張られる方向も最終的にはDowやSP500の方向の方が現実的かなと思っています。
とりあえず株の追加購入分指値は半分くらいしか刺さらなかったので、個人的にはまだ余力があります。
しかし、バイデンさん就任から2ヶ月、トランプさんのようなパフォーマンスもプロレスもなくドル円は一方向ですね・・・
仕方がないのでFXの指値は200日SMA以下から200日SMA中心へと移動、扱う通貨も追加しておきました。ロスカットラインを維持しておくためにポジション数も減らしての対応です。
Investors haven’t grasped inflation is dead ahead, Mark Zandi warns (cnbc.com)ではインフレ率の面からの言及でしたが、今までの過剰な通貨供給によるコロナ後の株価上昇では景気の先取り感が強く実体経済との帳尻あわせが今後起こっても不思議ではありません。
株では上がることでFXでは一旦下がることでニャン吉は利益を出しているので、どっちへも動かないなんてことは避けたいです・・・OTZ