ニャン吉EAの変更点とバックテスト・プレフォワードテスト

5月5日公開の自分用EAに修正を加えました。主な変更点は以下の通りです。
①エントリーを通貨別に可能にしました(間抜けなのでプレフォワードテストをするまで気が付きませんでした)。
②エントリー条件の「RSI数値が逆転した時」を削除しました。
③エントリー条件に「スプレッド制限」を加えました。
④エントリー条件の「スリッページ制限」を変更可能にしました。
⑤「トレール開始」の条件をトレールストップ幅とは別に変更可能にしました。

5月5日公開の自分用EAの記事下部に貼ってあるコードに以上の変更点を反映させてあります。一旦これでニャン吉EAを完成とします。
もしもエラーや不具合があれば報告を頂けると有難いです。
あくまでニャン吉が自分用として使う前提で制作しています。
ご利用は自己責任のうえLive口座での本稼働は避けるようにお願いします

変更点⑤のトレール処理には悩みました。
本当はマイナススワップ分を取り込み計算して、マイナス分を最低利確幅にするつもりでしたが、ニャン吉の技術力では何の成果も得られませんでした!
代わりにトレール開始幅をトレールストップ幅とは別に設定できるようにしておきましたので、利確幅を操作することで利用者自身が設定をして対応するしかなさそうです。
そのため全自動で勝率100%の目標からはまたしても離れてしまいそうで残念です。
それでも自作トレール処理のほうがMT4デフォルトのトレールストップよりも気に入っています。いつかYouTubeで取り上げたい話題です。

変更点②はバックテストやフォワードテストの挙動をチャートで確認してみると、思った通りには機能していませんでした。
RSIの数値は大きな流れとしての逆転が起こる前にも常に細かく上下し続けているため、意味のない設定となってしまったので削除しました。

変更点①はバックテストのときは1通貨ペアずつ確認していたので気が付きませんでした。
フォワードテストで10通貨ペア以上で確かめたところ、アホなミスに気が付き急いでエントリーカウント条件を追加しました。

今回のニャン吉EAはFXに飽きつつあるニャン吉が、自身の長期FXアカウントで走らせる予定で作りました。
2020年1月以降勝率100%全取引全勝を見える形で維持してきたので、折角だからEAでも勝率100%を狙うつもりで開発を進めてみました。
買い上限・売り下限の設定を加えることによって資金管理との両立がし易く、安易なロジックの割に自分用としては自信を持って稼働できそうです。
しかしながらマイナススワップのポジション保有期間によっては損失が出てしまうので、それにも自動で対応させておきたかったです・・・
マイナススワップへの対応はトレール開始とトレールストップのパラメーター設定で対応をせざるを得ず、この点で悔いがのこります。

まだ他にもこのEAには最大の欠点があります。
高い勝率を維持しつつも、収益率は低くなってしまっている点です。
主要通貨ペアのみ上限下限を余り絞らず日足バックテストをしてみましたが5~10%程度の成績なので、安全のために上限下限を絞るとかなり低い収益率になりそうです。
ここでバックテストの結果を貼らないのは、1年あたりのエントリー数があまりにも少なくバックテストとしてのモデリング品質が低いこと、マイナー通貨ペアでは毎年1エントリーすら期待できない場合があること等、バックテストの結果が期待値にはならないとはっきりと言えるからです。
また、プレフォワードテストはエラーと挙動確認のためだけに行っており、1分足で稼働させていたので成績の参考にもなりません。

他の問題点としてはRSIとSMAを組み合わせたロジックでは利益幅が狭いときもあり、トレールのパラメーター設定で欲張ってしまうと逆方向へ捕まったままになることもあることです。
とはいえ、デフォルトのトレール設定は日足用としては狭いので利益も薄目になっている点を否めません。
この点の改善策として、もっとEAをシンプルにしてエントリー条件を「売り指値・買い指値」のみの設定にする、自動売買というよりも裁量トレードのサポートEAみたいな「ニャン吉Repeat」を次の記事で紹介します。
こちらならトレール設定も幅を取れるので利益幅も期待できますが、ひたすら指値とトレール決済を繰り返すだけのEAとなってしまうので、こまめな指値調整が必要になってしまうかもしれません・・・

ただ、本人としては当初の目的から作った自動売買の「ニャン吉EA」と、サポートEA的な「ニャン吉Repeat」のどちらを自分のLive口座で稼働させるか結構本気で悩んでいます(ノ_く。)

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