投資信託・つみたてNISAのクレジットカード払いについて

以前つみたてNISAの説明で楽天カードを取り上げ説明をしました。
現在クレジットカードで投資信託やつみたてNISAの定期定額払いが可能なのは、楽天証券マネックス証券tsumiki証券だけなのですが、2021年6月30日からSBI証券でも可能となるので比較してみたいと思います。

楽天証券楽天カード決済金額の1%+
SBI証券三井住友カード決済金額の0.5%+
マネックス証券マネックスセゾンカード販売手数料(購入手数料)の4.5%
tsumiki証券エポスカード決済金額の0.1~0.5%
2021年6月30日予定(各社共月上限金額は5万円)

とはいえ、内容的にはやはり楽天証券・楽天カードの選択が一番で圧勝です。1%+と書いていますが、他の日常での買い物や楽天市場での買い物でとてつもないポイントを稼ぎ出すので得られるポイントの総額は圧倒的です。

次点としてはSBI証券・三井住友カードが挙げられます。
では何故4.5%ものポイントが付くマネックス証券・マネックスセゾンカードが3位なのでしょうか?

それは他証券会社が決済金額の全てにポイントが付くのに対し、マネックス証券・マネックスセゾンカードでは販売手数料だけを対象にしているからです。ポイント対象が違い、得られるポイントも少ないのです。
(現在のマネックス証券はカード払いに対応していません。但し投資信託・つみたてNISAの残高に対して毎月最大0.00666%のポイントバックとなりました。残高に対して年最大0.08%なのでかなり魅力的なポイントバックです。しかしながら多くの投資信託では年0.03%に抑えられています。)

クレジットカードを忌避する人も一部にはいますが、クレジットカードは上手く使えば節約になります。その効果は案外大きいものです。
もちろんリボ払いをしてはいけません。節約どころか金利分損をするだけです。
一括設定のみ・キャッシング無効」がまずはお勧めです。

ニャン吉としては特に楽天カードをお勧めします。たかが1%のためにと思いましたか?
それは違います。まず加入時には楽天カードと楽天証券合同のキャンペーンとして6000ポイントが貰えます
更に楽天銀行のマネーブリッジの設定をするとハッピープログラムに参加可能となり、積立投資信託・つみたてNISAが育つにつれて残高10万円ごとに毎月4ポイントが貰えるようになります。
残高に対してポイントが付くので、投資信託やつみたてNISAが成長するにつれて馬鹿にならない金額が毎月自動で貰えるようになるのです。
あなたの投資信託・つみたてNISAのパフォーマンスがブーストされることを意味します。
なので楽天銀行のマネーブリッジ設定はお勧めなのですが、面倒でしたらご自身の給与振込先口座で楽天カードを作っても充分メリットはあります。

 

また、これも以前の記事で触れましたが、楽天カードは楽天経済圏へのパスポートとしても威力を発揮します。

常設キャンペーンでは最大21%ものポイントを稼ぐことが可能です。
その核は最大+15%のスーパーポイントアッププログラムと言われているもので、【楽天市場】SPUスーパーポイントアッププログラム)|ポイント最大16倍 で詳細を確認してください。
他にも最大+3%の【楽天市場】勝ったら倍キャンペーン!楽天イーグルス・ヴィッセル神戸・FCバルセロナをみんなで応援しよう や追加+2%の【楽天市場】毎月5と0のつく日は楽天カード利用でポイント5倍 も常設キャンペーンです。

更には不定期開催のキャンペーンとして、【楽天市場】超ポイントバック祭や「お買い物マラソン」や「スーパーセール」期間中の「買い回りキャンペーン」や「39ショップエントリー」等で大きなポイントアップも望めます。
これらのポイントアップが「ふるさと納税」にも適用されます。
正直不定期キャンペーンについては度々名称が変更されてしまうこともあり、ポイントバックがいくつになるのか正確な数字の把握が難しいです。

だから各キャンペーンの特典進呈条件を確認して無理せず楽に達成できるものだけに参加すればそれで充分です。
節約するためにそれ以上の出費をしたら本末転倒にしかなりません。
ただポイントの使用を投資信託・つみたてNISAのカード払いに「すべて使う」の設定にしておくと、本当に毎月の節約額が目に見える形で現れます。
楽天カードクレジット決済 | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)からのリンクで設定方法が確認できます。但し方法詳細を確認するにはログインが必要です。

バイデンさん地味すぎ・・・OTZ

先週末6日に1.9兆ドルものアメリカ救済プランが上院を通ると、10日に下院も通過したようです。日付には自信がありませんが、連日ニュースでは注目の的でした。
This week in Bidenomics: Outdoing Obama (yahoo.com)にもあるように、今回の経済対策はオバマ政権時の2倍以上で期待の大型景気刺激策ではあるのですが、今週の株価を見るとDowとSP500は反応していましたが微妙な感じで終わってしまうかもしれないですね。
シリアへの空爆もなのですがバイデンさんはパフォーマンスが地味なので、株価は無風なパターンになってしまったら困りますね^^;

1.9兆ドルということは200兆円を超える額なので、2020年のアメリカ国家予算が約485兆円、日本の国家予算が約102兆円だったことを考えても、超大型の景気刺激策です。
しかしオバマさんのときは景気回復に2016年まで掛かっており、彼の経済手腕に疑問を持たれてしまったと上記事は書いています。
バイデンさんはそのときの副大統領だったのでオバマさんの失敗も間近で見てきたはずです。彼の政治的理念よりも経済の立て直しを優先してもらいたいものです・・・

先週はDowとNasdaqの乖離が象徴的な週でした。SP500もDowに追従した動きとなったので、Nasdaqだけが置いてけぼりみたいです。
10年国債利回りの上昇も先が読みにくい動きで、週末入りにかけて再度上がり始めています。
利回り上昇による影響は正にグロース株を狙い撃ちですね(ノ_く。)
U.S. 10-year yield could spike well above 2% in the next three months (cnbc.com)との意見もあるくらいで、この先も利回りが上がり続けるシナリオも考えておく必要があるのかもしれません。
とはいえ個人的には今回の乖離もいずれ収まると思っているし、引っ張られる方向も最終的にはDowやSP500の方向の方が現実的かなと思っています。

とりあえず株の追加購入分指値は半分くらいしか刺さらなかったので、個人的にはまだ余力があります。
しかし、バイデンさん就任から2ヶ月、トランプさんのようなパフォーマンスもプロレスもなくドル円は一方向ですね・・・
仕方がないのでFXの指値は200日SMA以下から200日SMA中心へと移動、扱う通貨も追加しておきました。ロスカットラインを維持しておくためにポジション数も減らしての対応です。

Investors haven’t grasped inflation is dead ahead, Mark Zandi warns (cnbc.com)ではインフレ率の面からの言及でしたが、今までの過剰な通貨供給によるコロナ後の株価上昇では景気の先取り感が強く実体経済との帳尻あわせが今後起こっても不思議ではありません。
株では上がることでFXでは一旦下がることでニャン吉は利益を出しているので、どっちへも動かないなんてことは避けたいです・・・OTZ

セクターローテーション?ダウとナスダックの乖離

昨晩は面白い現象が起きました。
DowとNasdaqの指数が逆方向に動いたのです。
特にDowは今年の高値を更新しています。
もともとここ数週間程DowとNasdaqの動きが連動しないことが多かったのですが、これら指数が逆方向へ動いたことで1993年以来の大きな乖離となったそうです(ダウ平均とナスダック100の乖離、1993年以来の大きさに – Bloomberg)。

グロース株からバリュー株へのローテーションともいえるかもしれませんし、IT系からその他へのセクターローテーションがあったともいえるのかもしれません。
そのためニャン吉の指値はグロース株以外には殆ど刺さらず、既に刺さった株もまだ底値を探っていて、もう今年の含み益なんて消えそうです。
なんとかしてIT以外の株にも満遍なく指値が刺さってほしいところですが、これまでのコロナ禍での勝ち組が振るい落とされていくなかでも、他業種にまで暴落は波及していきませんでした。

Dow climbs to intraday record while Nasdaq 100 falls into a correction
ダウ平均とナスダック100の乖離、1993年以来の大きさに – Bloombergより引用

但し以前バフェット指数の話で既にバブルと判断されても仕方がないほど株価は割高にあると評価されていることを書きました。
これに対して、ウォーレンバフェットさんほどの有名人ではないかもしれませんが、投資をしている人なら誰でも知っている世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーターアソシエーツのマネージャーであるレイダリオさんは更に詳細な分析をしていました(どこまで市場は高くなるのか?バフェット、レイ・ダリオの指標で判断してみる | The Motley Fool Japan, K.K.)。

実は既に2月の22日には自身のSNS記事Are We In a Stock Market Bubble? (linkedin.com)でレイダリオさんはこのような状態になることを示唆していました。
一つ下の表はレイダリオさんによる表で、二つ下の表はモトリーフールによる翻訳どこまで市場は高くなるのか?バフェット、レイ・ダリオの指標で判断してみる | The Motley Fool Japan, K.K.から引用しています。

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Are We In a Stock Market Bubble? (linkedin.com)より引用
条件1920年代ITバブル2007年今日の市場全体新興テック
1バブルバブル問題なしややバブルの前兆バブルの前兆
2バブルバブル問題なし問題なしバブルの前兆
3バブルバブルバブルの前兆バブルの前兆バブル
4バブルバブルバブルの前兆バブルの前兆バブル
5バブルバブルバブルややバブルの前兆バブル
6バブルの前兆バブルバブル問題なしややバブルの前兆
どこまで市場は高くなるのか?バフェット、レイ・ダリオの指標で判断してみる | The Motley Fool Japan, K.K.より引用

これらの分類によると全体としてはドットコムバブルのときよりは落ち着いているようです。
しかしながら新興テックは「ややバブル」とありますが、一部の振興IT企業は「極端なバブル」にあると元記事ではいっています。
2月22日の時点でその他企業については順調な推移をみせるとしており、暴落を期待してニャン吉が張った大多数の指値の網は無駄だったようです。
せめて2月中にこのレポートを読んでおけばと後悔もしています^^;

そしてセクターローテーションについてですが、今回はコロナ禍で過剰に恩恵を受けた振興テック株に調整が入っただけで終わるのかもしれません。
この後これらテック株が再起するシナリオを期待したいですが、未だに10年国債利回りが波打ちながらも山登りしていることを考えると、本格的なセクターローテーションにも備えなければならないのかもしれません。
但しその場合、グロース株のような牽引役不在で去年のような成長は期待できないかもしれないですね・・・